思うように動かせないことだけではなく、天気のいい週末や参加を楽しみにしていたイベントがあったりで、ストレスが日に日に大きくなっていき、利き手にギプスは想像以上に大変でしたが、奥さんや家族の支え、同僚の支えがあって乗り切れました。本当に助かりました。
ギプスでの衣
服を着たり脱いだりすることは、だいたい一人でも問題ありませんでしたが、ひとりではなかなかできなかったことは、ワイシャツを着ることです。ボタンを閉めることは毎朝奥さんを起こして頼っていました。
ギプスでの食
左手だけの食事になり、ほとんどフォークやスプーンでの食事でした。箸は使ってみましたが、慣れませんでしたし頑張りませんでした。
フォークやスプーンでの食事は、どちらかを一本しか使えないので、最後の一口をうまくフォークなどでキレイに残さず食べるってことが難しかったです。
小さい頃から「残さずキレイに食べましょう」がこびり付いているので、かなりストレスを感じました。
外食も家でのゴハン同様に難しいことがあり、食事というより修行的な様子だったと思います。
唯一ストレスを感じず食事できたものは回転寿司でした。
ギプスでの住
お風呂やトイレのことです。
頭を洗うことは美容師の奥さんのお店で洗ってもらうことが多く、非常に助かりました。
お風呂はカバーをしてギプスが濡れないようにしていました。注意しながら体を洗うことできますが、固定している右手で左手全体、背中を洗うことは難しかったです。あとお風呂あとの体を拭くことも同じです。
トイレは洋式座り派だったので、困ることはありませんでした。お尻を拭くことはウォシュレットがいいですね。自宅のトイレにはウォシュレットがないので、「職場で」が多かったです。
自宅では介護用のお尻拭きを準備して、もしものために備えていました。
歯磨きは以前から電動歯ブラシを使っていたので大きな問題はありませんでしたが、キチンと磨けているのか疑問でした。
あとひげ剃りもできるけど、キチンとできていなかっただろうな。
ギプスでの仕事
ボクの仕事は事務仕事でパソコンを主に使います。ギプスでのパソコン操作は使えることは使えるけどって感じ。
タイピングだけではなくマウス操作はうまく動かせず、スピード遅くなってメール1通を送信するのには、いつもの何倍もじかんがかかりました。
物を運んだり、代筆をしてもらったりと同僚に助けてもらいました。
ギプスでの遊び
自転車には乗れません。非常にツライです。
乗れないこの機会にメンテナンス… 片手ではぜんぜんできませんよね…。
ギプスでの運動
手が固定されているので固定ローラーを乗ろうかと考えましたが…
汗をかいてギプスの中の状態が心配だったり、骨を治そうと体がなっているときには安静にして、栄養分が骨に向かうようにしたほうがいいって話を聞いたのであまりしませんでした。
ですので、やっていた運動といったらストレッチくらい。
ギプスでの3週間
利き腕ではない左手だけでもできることはありますが、右手同様のスピードやクオリティにはほど遠いです。
どうしても右手と同じと意識してしまいますが、利き腕ではないのでゆっくり丁寧にすることを心掛けていました。
ギプスをしているとジロジロ見られることが多かったですが、親切にしてくださる方もいらっしゃり、こういう経験をするのも悪くないなと思ったりしました。
やってもらって嬉しかったことは、今度はボクが誰かに返していきたいものです。